【屋根塗装の判断基準】塗装が向かない屋根とは?|千葉・埼玉・茨城地域密着|縁の和リフォーム

本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。千葉県・埼玉県・茨城県地域密着の 雨漏り修理に特化した 縁の和リフォーム です。

いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。

屋根のメンテナンスと聞くと、「とりあえず塗装をすれば安心」と考える方は少なくありません。

確かに、屋根塗装は比較的費用を抑えながら外観を整え、防水性を回復させる有効な方法です。

しかし、すべての屋根が塗装に向いているわけではないという点は、意外と知られていません。

屋根材の種類や劣化状況によっては、塗装をしても十分な効果が得られなかったり、数年で不具合が再発してしまうケースもあります。

本記事の具体的な内容

なぜ「塗装が向かない屋根」が存在するのか
✅塗装が向かない代表的な屋根の種類
✅まとめ

本記事では、「塗装が向かない屋根」に焦点を当て、屋根塗装で失敗しないための考え方や、別の選択肢について分かりやすく解説していきます。

1.なぜ「塗装が向かない屋根」が存在するのか

屋根塗装は、屋根の見た目を整え、防水性や耐久性を回復させる有効なメンテナンス方法の一つです。

しかし一方で、「屋根のメンテナンス=必ず塗装」という考え方が、必ずしも正解とは限らない点には注意が必要です。

実際には、

屋根材の種類
✅製造時期
✅これまでの使用環境
✅劣化の進み方

によって、塗装が十分な効果を発揮しない屋根も存在します。

そうした屋根に無理に塗装を行ってしまうと、期待していた耐久性が得られなかったり、短期間で再劣化が起きる原因になることもあります。

つまり、「塗装ができるかどうか」ではなく、「その屋根にとって塗装が適しているかどうか」を見極めることが重要です。

この章では、なぜ塗装が向かない屋根が存在するのか、その根本的な理由について整理していきます。

1-1.屋根材の性能と塗装の相性

屋根の種類ごとに、構造・耐久性・弱点は違います。

この違いが、塗装が向く屋根と向かない屋根を分ける大きなポイントになります。

日本の住宅で多い屋根は主に次の4種類です。

瓦屋根
スレート屋根(コロニアル等)
金属屋根(ガルバリウム鋼板など)
陸屋根(平らな屋上防水)

【保存版】屋根の種類別|雨漏りの原因と注意点|千葉・埼玉・茨城地域密着|縁の和リフォーム

屋根は住まいを雨や風から守る最前線ですが、「屋根の種類によって雨漏りの原因や修理方法が違う」ことは意外と知られていません。この記事では、屋根の種類ごとの特徴と…

■ 瓦屋根の特性と塗装の相性

ー特徴ー

  • 和瓦・洋瓦などがあり重厚感が高い
  • もともとの耐久性が高い
  • 下地(構造体)への負担が大きい

ー塗装との関係ー

瓦屋根は「瓦そのものが長持ちする」ため、塗装の必要性は低い素材です。これは、瓦の寿命が非常に長く、表面の塗膜が無くても防水性が維持されるからです。
むしろ、瓦のズレ・割れや、下地の防水層の劣化の方が雨漏りリスクとしては重要です。

➡ つまり、瓦屋根は“塗装が必要な屋根材”ではなく、
状況によっては塗装よりも下地修理の方が重要である場合が多いということです。

■ スレート屋根の特性と塗装の相性

ー特徴ー

  • 住宅で最も一般的な屋根材
  • 軽量で施工しやすい
  • 素材が薄く、防水のための塗膜が重要

ー塗装との関係ー

スレートは塗膜で“防水性能を維持”する仕組みの屋根材です。そのため、塗装が一定の役割を果たす屋根材ですが、劣化が進むと塗膜の役割だけでは不十分になります。

➡ 表面がすり減ってしまい、
・ひび割れ
・反り
・欠け
が発生しているような場合、塗装しても効果が得られにくい状態になります。

➡ つまり、スレート屋根は状態次第で塗装の効果が大きく変わるという点が重要です。

■ 金属屋根の特性と塗装の相性

ー特徴ー

  • シャープでモダンな外観
  • 水を吸わないため防水性は高い
  • サビの発生が雨漏りのリスク 

ー塗装との関係ー

金属屋根は塗装を“防水のためではなく、サビ止めのために使う”のが本来の役割です。
しかし、サビが進行している状態では、塗装だけでは対応できなくなることがあります。

➡ 塗装は “サビの進行を遅らせる手段” ではありますが、金属が変形・腐食してしまうほどの劣化がある場合、塗装では改善しないことがあります

■ 陸屋根(平らな屋根)の特性と塗装の相性

ー特徴ー

  • 傾斜がなく平らな屋根
  • 屋上利用ができるタイプ
  • 防水層が命 

ー塗装との関係ー

陸屋根は表面が平らな構造上、雨水が溜まりやすく、塗装や防水層の劣化が雨漏りに直結する屋根です。

そのため、一般的な屋根塗装のような“表面だけの塗装”ではなく、

防水層そのものの再施工
✅ドレン(排水口)まわりの改善

などが必要になりやすい屋根です。

ここまで整理すると、塗装が「有効/不向き」と判断される屋根材の違いは、

屋根材が塗装で防水性を補えるか
✅ 屋根材自体の耐久性が高いか
✅ 雨漏りリスクが内部構造にあるか

などによって大きく変わることがわかります。

つまり、屋根材の種類を知らずに塗装だけで判断するのは危険です。

同じ塗料を使っても、

✅塗装が有効な屋根
✅塗装では効果が薄い屋根

があるので、まずは屋根の材質と劣化状態を正しく判断することが大切です。

1-2. 劣化が進みすぎた屋根は塗装では対応できない

屋根は、
紫外線
・雨風
・気温差

といった厳しい環境にさらされ続けています。

そのため、年数が経てば必ず劣化しますが、すべての劣化が塗装で解決できるわけではありません。

屋根の劣化には、塗装で対応できる段階と、すでに手遅れな段階があります。

この違いを理解していないと、「塗ったのにすぐダメになった」という結果につながります。

塗装で対応できる劣化・できない劣化

屋根の劣化には、大きく分けて次の2種類があります。

① 塗装で対応できる劣化

  • 色あせ
  • 表面の防水性能の低下
  • 軽度な汚れやコケの発生

この段階であれば、塗装によって

  • 防水性の回復
  • 劣化の進行抑制

が期待できます。

② 塗装では対応できない劣化

  • ひび割れが多数発生している
  • 屋根材が反っている、浮いている
  • 欠けや割れが目立つ
  • 下地まで傷んでいる可能性がある


この状態になると、塗装をしても屋根材そのものの寿命は延びません

この「境目」を見誤ると、

といったトラブルにつながります。

屋根塗装は、壊れた屋根を直す工事ではなく、壊れる前に守るための工事であることを理解しておくことが重要です。

1-3. 「塗れる」と「塗るべき」は別の話

屋根リフォームの相談をすると、「塗装できますよ」と言われるケースは少なくありません。

しかし、ここで注意したいのは、「塗装できる」ことと「塗装が最適」かどうかは別 という点です。

塗装が“最善ではない”ケース

例えば

塗装はできるが、耐久年数が極端に短い
数年後に再工事が必要になることが分かっている

といった屋根も存在します。

この場合、

初期費用は安く見える
しかし数年おきに工事が必要になる

結果として、長期的なコストや手間が増えてしまうこともあるのです。

他の選択肢が適している場合もある

屋根の状態によっては、

カバー工法
葺き替え

といった選択肢の方が、耐久性・安心感の面で優れているケースもあります。

特に、

今後10年以上住み続ける予定がある
将来のメンテナンス回数を減らしたい

と考えている場合は、「今一番安い方法」ではなく、「今の屋根に無理のない方法」を選ぶ視点が重要です。

以上のとおり、屋根材の性質や劣化の進み方によっては、屋根塗装が適さないケースがあることを理解しておきましょう。

塗装ができるかどうかではなく、その屋根にとって効果が期待できる方法かどうかを基準に判断することが大切です。

屋根材の種類と現在の状態を正しく把握した上で、無理のないメンテナンス方法を選ぶ視点が重要になります。

千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着している 縁の和リフォームには、技術力の高い職人が在籍しているほか、雨漏り診断士の資格をもつ 雨漏り修理に特化した20年のプロ によって雨漏りの原因を正確に診断します。

お見積もり・現場調査は無料です!まずはお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積り・ご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください!

2. 塗装が向かない代表的な屋根の種類

屋根塗装が向かないかどうかは、屋根の劣化状況だけでなく、屋根材の種類そのものが大きく関係しています。

特に、千葉・埼玉(越谷)・茨城エリアでは、台風や強風、夏場の強い日差しの影響を受けやすく、屋根材の劣化状況に地域差が出やすい傾向があります。

屋根材にはそれぞれ役割や耐久性の考え方があり、中には「塗装で保護すること」を前提としていないものも存在します。

ここでは、塗装が向かない、または注意が必要とされる代表的な屋根材について、特徴を押さえながら整理していきます。

2-1. 塗装に向かないスレート屋根(ノンアスベスト初期型など)

スレート屋根は、屋根塗装の代表的な対象として知られていますが、すべてのスレート屋根が塗装に適しているわけではありません。

特に注意が必要なのが、2000年前後に多く使用された「ノンアスベスト初期型スレート」です。

この時期のスレート屋根は、アスベストを含まない代わりに耐久性が十分に確保されておらず、早期に劣化が進みやすい特徴があります。

このタイプのスレート屋根は、千葉・埼玉(越谷)・茨城でも多くの住宅に使われており、塗装工事の相談が多い屋根材のひとつです。

具体的には、次のような状態が見られます。

屋根材自体の強度が弱く、踏むだけで割れることがある

表面の防水層が失われ、内部まで水分を吸い込んでいる

層状に剥がれる「ミルフィーユ状劣化」が起きている

塗料が密着せず、施工後数年で剥がれや浮きが発生しやすい

このような屋根に塗装を行っても、屋根材そのものの劣化は止まらず、耐久性の回復も期待できません。

一時的に色はきれいになりますが、数年後には再び割れや欠けが進行し、結果として葺き替えやカバー工法が必要になるケースも少なくありません。

スレート屋根だからといって、「塗装が最適」と安易に判断せず、屋根材の世代や劣化状況を見極めることが重要です。

2-2. セメント瓦・コンクリート瓦で劣化が進んだ屋根

セメント瓦やコンクリート瓦は、塗装による防水性の維持を前提とした屋根材です。

そのため、状態が良いうちは塗装メンテナンスが有効ですが、劣化が一定以上進んでしまうと、塗装が向かない屋根に変わります。

特に、埼玉県越谷市周辺や茨城南部では、寒暖差や降雨の影響で、セメント瓦の吸水劣化が進んでいるケースも見られます。

劣化が進行したセメント瓦・コンクリート瓦には、次のような特徴が見られます。

  • 表面の塗膜が完全に失われ、素地が露出している
  • 雨水を吸い込みやすくなり、瓦自体が脆くなっている
  • 乾燥と吸水を繰り返すことで、欠けや割れが増えている
  • 塗装しても塗料が吸い込まれ、十分な塗膜が形成されにくい

この状態で塗装を行っても、瓦内部に含まれた水分の影響で、早期の剥がれや膨れが起きやすくなります。

また、瓦そのものの強度が回復するわけではないため、塗装後も破損が続き、補修が繰り返し必要になるケースもあります。

セメント瓦・コンクリート瓦の場合、「塗装ができるか」ではなく、塗装によってどれだけ延命効果が見込めるかを見極めることが重要です。

屋根の状態によっては、部分補修や葺き替えを含めた検討が必要になることも理解しておきましょう。

千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着している縁の和リフォームでは、真心込めて雨漏りの原因調査にも力を注いでおります。どんなに些細な雨漏りのお悩みごとにも駆け付けますので、まずはお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積り・ご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください!

2-3. 日本瓦・陶器瓦など塗装不要な屋根材

日本瓦や陶器瓦は、そもそも塗装を前提としていない屋根材です。

瓦そのものが高温で焼き固められており、素材自体に防水性と高い耐久性が備わっています。

そのため、塗装を行っても性能が向上する効果は、ほとんど期待できません。

日本瓦・陶器瓦に塗装が向かない理由として、次の点が挙げられます。

  • 瓦表面に塗料が密着しにくく、剥がれやすい
  • 瓦の持つ通気性や調湿性を損なう可能性がある
  • 見た目以外のメリットが少なく、費用対効果が低い
  • 不要な工事となり、将来的なトラブルにつながることがある

これらの瓦は、埼玉県越谷市をはじめ、千葉・茨城といった関東エリアでも長く使われてきた屋根材であり、塗装ではなく点検・補修を中心とした管理適しています。

このタイプの屋根で重要になるのは、塗装ではなく、屋根全体の状態を保つための点検と補修です。

具体的には、

  • 瓦のズレや割れの確認
  • 漆喰の劣化や剥がれの補修
  • 棟部分の歪みや固定状況のチェック

といったメンテナンスが中心になります。

「屋根のメンテナンス=塗装」と考えてしまうと、本来必要のない工事を選んでしまう可能性があります。

日本瓦・陶器瓦の場合は、屋根材の特性を理解した上で、適切な維持管理を行うことが大切です。


以上のとおり、屋根材の種類によっては、屋根塗装が向かない、または注意が必要なケースがあることを理解しておくことが大切です。

特に、千葉・埼玉(越谷)・茨城エリアでは、気候や自然環境の影響により、屋根材の劣化状況に違いが出やすい点も見逃せません。

スレート屋根やセメント瓦であっても、屋根材の世代や劣化の進み方によって、塗装が十分な効果を発揮しない場合があります。

また、日本瓦や陶器瓦のように、そもそも塗装を必要としない屋根材も存在します。

屋根のメンテナンスを考える際は、屋根材の種類と現在の状態を踏まえた上で、適切な方法を選ぶ視点を持つことが重要です。

千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着している 縁の和リフォームでは、雨漏り診断士の資格をもつ 雨漏り修理に特化した20年のプロ によって、大切なご自宅の雨漏りの原因を正確に診断します。

お見積もり・現場調査は無料です!まずはお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積り・ご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください!

3.雨漏り修理に特化|縁の和リフォーム

縁の和リフォーム代表、反田俊一(たんだしゅんいち)と申します。

私たちは埼玉県越谷市を拠点に、地域に根ざした雨漏り修理・屋根工事の専門会社として活動しています。

屋根のご相談を受ける中でよくあるのが、
「屋根はとりあえず塗装で大丈夫ですよね?」というお声です。

しかし実際には、屋根材の種類や劣化状況によっては、塗装が向かない屋根も少なくありません。
表面をきれいに塗り直しても、下地や防水層に問題があれば、雨漏りが再発してしまうケースもあります。

だからこそ私たちは、塗装ありきで話を進めるのではなく、屋根の状態をしっかり確認したうえで、
「本当に塗装で良いのか」「別の工法が必要なのか」を判断することを大切にしています。」です。

大切なのは、今の屋根に合わない工事を選ばないこと

屋根の劣化や雨漏りが気になったとき、どんな小さなことでも構いません。是非専門家として、住まいの不安を安心に変えるお手伝いをさせてください!

4.まとめ:塗装にこだわらず「最適な屋根メンテナンス」を選ぶことが重要

屋根塗装は、適切な時期と適切な屋根材に行えば、住まいを守るための有効なメンテナンス方法のひとつです。

しかし、屋根の種類や劣化状況によっては、塗装が向かない屋根が存在することも事実です。

特に、千葉・埼玉(越谷)・茨城エリアでは、台風や強風、夏場の強い日差しなどの影響を受けやすく、屋根材の状態によって最適なメンテナンス方法が変わるケースも少なくありません。

「費用が安いから」「とりあえず塗れば安心」という理由だけで工事を選んでしまうと、
数年後に再工事が必要になったり、結果的に大きな修繕費用や思わぬトラブルにつながる可能性があります。

大切なのは、

  • 自宅の屋根がどのような状態なのか
  • 塗装が本当に最適な選択なのか
  • 将来的なメンテナンスまで含めて考えられているか

といった視点で、冷静に判断することです。

屋根は住まいを守る重要な部分だからこそ、「塗装ありき」で考えるのではなく、屋根材の種類や地域特性に合ったメンテナンス方法を選ぶことが、後悔しないリフォームにつながります。

縁の和リフォームでは、雨漏り診断から補修工事まで地域密着で迅速に対応しています

「どこから漏れているかわからない」「緊急で見てほしい」など、お困りの際はお気軽にご相談ください。

あなたの住まいを確実に守るため、最適な方法をご提案します。

千葉県・埼玉県・茨城県の地域に密着している 縁の和リフォームでは、雨漏り診断士の資格をもつ 雨漏り修理に特化した20年のプロ によって、大切なご自宅の雨漏りの原因を正確に診断します。

お見積もり・現場調査は無料です!まずはお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積り・ご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください!